2014年10月24日金曜日

元治元年(1864)5月4日、孝明天皇の要請※により、十津川村折立の松雲寺に、十津川郷士が文武の道を学ぶために「文武館」が創設されました。この文武館が現在の十津川高校なのです。

 中沼了三は隠岐で生まれ、山崎学派の儒者であり、文武館の開設のみならず、明治維新政府の尊皇思想の理論と実践は多くの人々に影響を与えました。
また、文武館を開学したのが中沼了三です。このため、十津川村では現在でも了三のことを「中沼先生」と呼んでいます。文武館の初代教授にも就任した了三は皇漢学と撃剣(剣道)を教えました。
このことがきっかけで最近では、隠岐と十津川の人々が互いの地を訪問し合ったり、毎年夏には京都の安楽寺にある了三のお墓参りや墓の掃除に先生方・同窓会の方が訪れたりなど、さまざまな形での交流が行われています。

[出典]
http://www.nps.ed.jp/totsukawa-hs/sub/yoshikuma/y_kyodo/oki/totsukawa_oki/nakanuma/nakanuma.html


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