2015年4月10日金曜日

龍山―竜爪―諏訪




中央構造線は、このあたりで東西方向から南北方向へ向きを変え、天竜河口から天竜二俣を通って北上する赤石構造線と一体になります。天竜川は、静岡県龍山(たつやま)村から下流では、赤石構造線ぞいに流れています。
佐久間から上流では伊那(いな)盆地を流れています。これは、現在の山脈を隆起させたり盆地を沈降させたりしている地殻変動で、伊那谷の方が低くなっていくためです。天竜川は伊那盆地の西の縁を流れています。
中央構造線は、静岡県水窪から青崩(あおくずれ)峠を越えて長野県に入り、伊那山地と赤石山脈の間を、遠山~大鹿~長谷(はせ)村へ北上し、高遠(たかと お)町の東方から杖突(つえつき)峠を通り、茅野(ちの)市の諏訪大社前宮付近へ続きます。この区間では、天竜川の支流が中央構造線の破砕帯を掘り込んで います。


糸魚川-静岡構造線の位置は、北部では糸魚川~松本平~諏訪湖~小淵沢へ続きます。しかし、その先を 富士川沿いにたどるのは誤り です。武川から~夜叉神峠付近~早川~安倍川をとおって静岡市へつづきます。静岡市付近では、安倍川沿い~高草山~焼津の線と、竜爪山地稜線付近~静岡市安倍川河口の線と、2つの考えがあります。 


【出典】
http://www.osk.janis.or.jp/~mtl-muse/subindex03.htm

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